フリマアプリのトラブル・詐欺行為に遭わないための対策5選!【2023年版】

今回の記事は、ニュースなどでよく耳にするようになった、
フリマアプリでのトラブル、詐欺行為についてです。

フリマアプリは便利で、買う方はいいものが安く手に入りますし、
売る方も買取店に持って行くよりも高く売れるので、win-winの関係で近年爆発的にサービス展開を行う会社が増えています。

フリマアプリが登場するまではオークション形式のものが主流でしたが、
・オークションのように終了時刻を待たなくてもすぐ売れる
・出品が簡単、出品に対する手数料が不要
などなどの理由から、フリマアプリを使う人が増えてきています。

ですがユーザが増えることで、トラブルの数が増えることも指摘されています。

国民生活センターによると、フリマアプリ関連のトラブル相談は2018年までの5年間で20倍に増えているとされており、2018年度は実に3330件にも上ると言われます。

こういったトラブルを防ぐ手段として、各社のアプリで様々な対策が取られていますし、
利用する我々もできる限りの対策を行うことが必要です。

今回は、これらのトラブルの事例として考えられる行為と、そういったトラブルに遭遇しないようにするための最低限ユーザ側で行っておくべき対策について記載していきます。

そもそもフリマアプリにはどんなアプリがあるの?

フリマアプリはここ数年で急成長したジャンルのアプリで、
有名どころではメルカリやラクマ、フリルなどがよく知られているかと思います。

またジャンルに特化したフリマアプリもいくつか出てきており、
ゲームやアニメグッズに特化したオタマートというアプリや、ハンドメイド製品に特化したminneやCreemaなどもフリマアプリと言えると思います。

購入者の場合

まずは、自分が購入者であった場合のことを考えてみます。

購入した際に考えられるトラブル

購入した際のトラブルとしては、下記のようなトラブルが考えられます。

・ブランド品を購入したら偽物が届いた
・スマートフォン、PC、ゲーム機などの高額商品を購入したら中身がなかった(箱だけ届いた)
・購入したが商品が届かなかった

購入者としてトラブルに遭わないためにやっておくべきこと

購入者が上記のようなトラブルに遭わないように気をつけておくこととしては、下記が挙げられます。

購入する際は説明文を絶対に読むこと!

出品されているものの説明文は必ず読みましょう。

説明文の最後の方にわざとわかりにくいように「箱のみ」であったり「中身は付いていません」などの注意書きがされていることがあります。
相場より極端に安い値段で出品されている商品によくある手法です。

確かに、iPhoneなどであれば箱だけでも欲しい人はいて、需要はあるのですが、
本体付きだと思って購入した人は箱しか届かないので騙された気分になります。

説明文にちゃんと箱だけと書いていたのに購入してしまった場合は、泣き寝入りになることが多いです。
必ず説明文は最後まで読んだ上で購入しましょう。

偽物の可能性が1%でもある場合は質問すること!

フリマアプリでは、出品者に対して落札希望者が質問することができます。

ここで質問すべきは、「この商品はいつどちらで購入されたものでしょうか?」ということです。

ブランド品などで最も良いのは、その店舗で買った際の保証書や証明するものなどをつけてもらうことがベストですが、
ない場合などもあり、その際はかならず正規店で購入したという発言を相手にさせることが必要です。

危険なワードは、「並行輸入品」や、「知人から譲り受けた」「同じフリマアプリ内で本物として購入した」等です。

安全な橋を渡るのであれば、上記のワードやそれに似たワードが出た時点で購入を諦めましょう。

第三者が介入していることで、偽物ではないかと訴えても、自分は知らないが本物と思っていた、とあとで言われるとややこしくなります。

ユーザの評価を必ず確認すること!

複数の取引をしていて、まともな人であればほとんどが「良い」評価がついているはずです。

数十件の取引をしていてたまに「普通」や「悪い」が1件か2件付いていることはありますが、
ノイズであることがほとんどなので、評価の中身をしっかりみておきましょう。

ちゃんと随時連絡をしてくれて、綺麗に梱包してくれ、特に遅れもなく状態の良いものを送る人には必ずいい評価がついています。

ただ、全くこれまで取引の経験がない新規のユーザも当然います。
その場合、他の出品物を見てみましょう。
評価が無いのに一度に大量出品されている場合などは、個人的には危険だと思っています。
私はそんな時、何かしらよろしくない方法で得た商品を出品しているのか、または実物が存在しないか、と疑ってかかっています。

出品物が数点であったり、個人が出品している雰囲気があるものは、評価が0でもあまり気にしなくても良いかと思います。
ただ、その場合でも高額のものの購入は控えた方がベターです。

出品者の場合

次に、自分が出品者であった際に考えられるトラブルについてです。

出品した際に考えられるトラブル

出品した際のトラブルとしては、下記のようなトラブルが考えられます。

・送付した商品に難癖やいちゃもんをつけられて商品代を支払われない
・商品が届いていない、と言われる(実際に届いている場合と、本当に届いていない場合がある)

出品者としてトラブルに遭わないためにやっておくべきこと

出品者がトラブルに遭わないように気をつけておくこととしては、下記が挙げられます。

定型外郵便などの補償がない発送方法は利用しない!

数百円などの簡易なものであれば別ですが、
数千円レベルのものであれば、定形外郵便ではなくゆうパックや宅配便などの補償があるものを選択した方が無難です。

定形外郵便などは発送料は安いですが、相手に届かないなどのトラブルがあった場合、補償がされませんので、
少し高くても宅配便などのサービスを利用した方が良いです。

また、フリマアプリによっては「らくらくメルカリ便」「かんたんフリルパック」などの、
通常で送るよりも安価で安全に送ることができるサービスもあるため、最近では安く済ませるために定形外郵便で送るメリットも少なくなっています。

商品についている傷や汚れ、細かい部分も出品時に記載する!

より高く商品を売りたいがために、より綺麗に見えるように写真撮影し、
使用済みで傷のある商品を「新品同様」などと出品したい気持ちもわかりますが、
そういった出品を続けていると、トラブルにつながります。

商品に対する傷や汚れなどの許容範囲は人それぞれですので、自分では綺麗だと思っていても、他の人から見ると綺麗ではないこともあります。

商品にどのような傷がついているか、使用回数はどのくらいか、などは正確に記入するようにしましょう。
「1年間着た服ですが綺麗です」と、「試着のみで綺麗です」の説明文で同じ商品が届いた場合、
1年間であればこの程度でも満足、と思われるのと、試着なのにこんなに使用感があるの?と思われるのとでは、その後の評価も変わってくるので、
商品説明は嘘偽りない内容を記載するようにしましょう。

もしそれでもトラブルに遭ってしまったら

上記のことに気をつけていても、世界中には色々な人がいるので、
トラブルに見舞われてしまうこともあるかもしれません。

そんな時はまずはアプリ運営に連絡を取ってみましょう。運営事務局によっては当事者間のやりとりもある程度サポートしてくれる運営もいるようです。
ただ、アプリ運営側に不手際がない限りはあまり対応はしてもらえないことも多く、
基本的にフリマは個人間でのやりとりを基本とするため、フリマアプリ界では概ね当事者間でトラブル解決をすることが求められているようです。

このように、ユーザ間同士の話し合いでも解決せず、アプリ運営側でも解決しない場合は、近くの消費生活センターに相談しましょう。

消費生活センターはこういったフリマアプリでのトラブルや苦情など、問い合わせを専門の相談員にて受け付けてくれ、適切なアドバイスをしてもらえることが多いようです。

また、トラブルにあった際に不安なのは、発送や受け取りで取引相手に名前や住所がバレているため、
怖い人に家に押しいられやしないかと、不安な夜を過ごすこともあるかもしれません。

そういう不安を解消する最も良い手段としては、「匿名配送」に対応したフリマアプリで取引をすることです。

匿名配送に対応しているフリマアプリは2018年2月時点では現状「メルカリ」のみで、
さらに、ヤマト運輸と提携した「らくらくメルカリ便」や日本郵便と提携した「ゆうゆうメルカリ便」を使うことで、相手のユーザの本名や住所などを知ることなく取引をすることが可能となっています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
フリマアプリは便利ですがユーザ数も多くトラブルもつきものです。
極力、トラブルに巻き込まれないように、楽しいフリマライフを送りたいものですね。
ぜひ本記事を参考に、安心安全なフリマを楽しんでもらえればと思っています。