本記事では、デジタル終活をする際の助けとなるアプリの紹介について記載しています。
目次
デジタル終活とは
まず「デジタル終活」ですが、
と定義されています。
終活ではエンディングノート等で相続や遺言などを検討する事が増えていますが、意外と忘れがちなのがこの「デジタルデータ」。
近年は高齢者もスマホやPCを所有するケースが増えており、デジタル終活に対する需要も増えています。
本記事では、
・整理すべきデータの選定
・データ以外で考慮しておくもの(各種サービスのアカウント、等)
上記について解説します。
終活には「楽クラライフノート」
終活全体の面倒を1ステップで解決するにはNTTファイナンスがリリースしている「楽クラライフノート」が最強です。
面倒な資産管理、相続、お葬式、お墓の調整もこれ一本。
エンディングノートにして本アプリで簡単に作成できるので、終活には必須レベルのアプリです。
デジタル終活で気をつけるべきこと
デジタル終活で気をつけるべきなのは残すデジタルデータの選別です。
具体的には、以下のデータの整理を検討する必要があります。
色々なデジタルデータはありますが、大きく分けると上記になります。
これらのデータそれぞれに対して、どんなアプリでデジタル終活を進めると良いか?を記載します。
残しておく写真、動画データの選別
スマホやPCに残している写真、動画データについては、大きく「残したい写真(動画)」と「残したくない写真(動画)」に分けられます。
それぞれに対して、以下の方法が考えられます。
・アプリで共有する
写真、動画の外部出力
写真や動画の出力は、PCに繋いでプリンタ、DVDドライブを用意して・・・というイメージがあるかもしれませんが、いまや、アプリで完結できてしまいます。
写真データをプリントアウトするアプリは以下の「しまうまプリント」がおすすめ。
通常のL版で1枚あたり8円の格安印刷が可能。写真が大量にある時はコレでOK。
動画出力については、meriteがおすすめ。
こちらも動画をアップロードすることでdvdやblu-rayとして送付してもらえます。
アプリを使ってデジタルをアナログへと変換する作業は、
自分で機材を用意して実施するより、お金も時間もかからず手間が省けますので、おすすめです。
写真、動画をアプリで共有する
出力はせず、デジタルデータのまま共有したい!という方もおられるかと思います。
家族等に必要な写真や動画などを共有するアプリとしては、google photoが有名です。
無料で容量無制限の期間は終了していますが、それでも15GBは無料、100GBでも年間2,500円と、他のオンラインストレージと比較しても安価に利用できます。
鍵付きアプリに保存
iPhoneで、アプリを使うことで通常の写真フォルダから、鍵付きアプリへ写真や動画を移動する事ができます。
おすすめアプリは「鍵付きアルバム」です。
パスワードだけでなく、指紋認証や顔認証にも対応しており、
自分しか解除方法を知らない状態にすることで、見せたくない写真は誰にも見せないようにする事が可能です。
各種サービスアカウントのログイン方法の整理
写真の次は、データそのものではなく「アカウント」への対処です。
昨今、様々なネット上のサービスやアプリが登場しており、これらそれぞれに対してアカウントを発行していることかと思います。
今や、銀行口座や証券口座などのお金が絡むものもネット上で完結してしまう時代です。
そのため、ネット銀行やサブスク等の契約は、通帳や契約書が手元にないこともあり、ログインアカウントとパスワードのみでの運用となっている事が多いです。
アカウントとパスワードを知らない状態では、残された人がどのようにアクセスすればよいかもわからなくなってしまいます。
またSNS等でも、過去の発言において問題があった際に削除するなどの対応ができない、という事が起きる可能性があります。
そうならないために、生前から対処をしておく事が必要です。
サービスごとのログイン手段をアプリでまとめる
サービスごとにアカウントとパスワードは異なると思いますので、一つのアプリでログイン手段をまとめておく事をおすすめします。
おすすめアプリは1Passwordです。
家族とシェアできる機能もあるため、本アプリに情報をまとめておくと安心です。
不要なサブスクは停止しておく
月額制のサービス(サブスクリプション)は、あらかじめ停止をしておきましょう。
iPhoneでサブスクを確認、解約する方法は以下です。
①「設定」アプリを起動
② 一番上の自分の名前をタップ
③ サブスクリプションをタップ
④ 有効となっているサブスクリプションをタップ
⑤「サブスクリプションをキャンセルする」をタップし、解約
有効となっているサブスクリプションがなければ、月額利用しているものはiPhone上はありません。
その他PC、スマホに残るデータの把握
デジタルデータとしては他にも、年賀状を送る際の住所情報や、自営業の方であれば顧客情報など、情報としては様々なフォーマットのものがあるかと思います。
アプリでデータ共有
ファイルのデータ形式を問わずに共有する方法としては、Google ドライブがおすすめ。
Googleフォトと容量を共有しますが、1つのアカウントを作ってしまえば2つのサービスが使えるため、
わかりやすいという意味ではこちらが良いでしょう。
他にも、dropboxなんかはデータ共有として有名ですね。
HDDへ出力
PCであったり、スマホであってもデータをHDDへ書き出しておくと、クラウドサービスとは違い、サービスが終了してデータが消失していないかを気にしておく必要はありません。
ただ、HDDの寿命は3年〜と言われる事もあり比較的短いです。
HDDだけではなく、先述のクラウドサービスやアプリを併用しておくとバックアップとしては最善でしょう。
終活全体に役立つアプリ
これまでデジタル終活に特化したアプリをご紹介してきましたが、
終活全体をたった1アプリで完結させたい方には、NTTが提供する「楽クラライフノート」がおすすめ。
色々とまとめるのが難しい、
・資産管理
・相続
・お葬式、お墓
のことを、エンディングノートとして本アプリで簡単に作成できます。
デジタル終活と合わせて、利用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
デジタル終活に必要なアプリについてまとめました。
大事なのは、必要なデータのみ残して家族等に共有、あとは事前に削除しておくことで、不要なトラブルを回避することができます。
また、思わぬところにデータや有料契約等が残っている事もありますので、
覚えているうちにまとめておき、不要な契約は削除しておくことが肝要です。