Tiktokは言わずと知れた15秒動画アプリで、中高生を含め、様々な芸能人やYoutuberも利用している、2022年現在においても大人気のアプリです。
本記事では、iPhone版Tiktokの動画の保存方法や、一時期(2018年ごろ)動画がダウンロードできなくなった理由についての考察、動画ダウンロードの違法性についても記載していきます。
目次
Tiktokでの動画保存方法
こちらは非常に簡単。
動画再生中に右下の「共有マーク」をタップして、「ダウンロードする」をタップするだけ。
非常に簡単な仕様になってます。
Tiktokでのライブ配信保存方法
こちらはアプリでの保存機能は提供されておらず、iPhoneだとコントロールパネルから「画面録画」の丸いボタンをタップして、保存する方法があります。
これらの方法で「動画」「ライブ配信」は簡単にダウンロードできますが、2018年ごろは、「Tiktokアプリから動画すらもダウンロードができない」仕様になっていました。
これが、動画のダウンロード、ライブ配信の画面収録も違法!?という騒動の発端でした。
Tiktokで動画ダウンロードができなくなった!?
Tiktokでは2018年9月ごろ、「動画を保存」ボタンがグレーアウトされてしまっていて、タップできなくなっていました。
以下の状況です。
タップしたとしても、
こんな表示が出てきてしまっていました。
このように、通常の方法では動画ダウンロードができない仕様になっており、一説には、著作権の問題によるアップデートでは、とささやかれていました。
このころから、本当に保存していいの?という疑問が皆さんの中にも出てきたのではないでしょうか。
そもそも、著作権的にダウンロードは違法なのでは?
公式アプリからダウンロードの項目が明確に消えていたということは、違法の可能性があると公式が認めていた時代があったのでは?と思ってしまいますね。
そもそも、ダウンロードが違法となったり、刑罰の対象になる法律は、それぞれ2010年に施行された「ダウンロード違法化」と2012年に施行された「ダウンロード刑罰化」の法律によるものですが、これにはある条件があり、
「違法にアップロードされたものを、違法と知りながらダウンロードした場合」
に、法に触れる可能性があるということです。
つまり簡単にいうと、「Tiktokが用意したBGMで作られた動画」はダウンロードは合法、「違法アップロード者が著作権を違反して利用したBGMで作られた動画」のダウンロードは違法、ということになると思われます。
TiktokはJASRACと包括契約を結んでいます。
つまり、Tiktokが公式で用意している楽曲を用いて作られた動画については、Tiktok内でのアップロードについては違法ではなく、先述の「違法にアップロードされたもの」という条件には当てはまりません。
ただし!
気になっているのは、動画によっては先ほどの画像でも載せた「著作権の制限によりこの動画をダウンロードできません」と表示されていた点。
この制限が引っかかっていて、もしかしたら、Tiktok内でコンテンツを作成し、アップロードするところまでは良いが、ダウンロードについては預かり知るところではないよー、と言っていた・・・?
とも深読みしていますが、ダウンロードが明確にアプリでも可能となった今では、真相は闇の中。
個人的な考えですが、もともと中国で作られたアプリでグローバル展開されていることを考えると、国によっては、そもそもこういうコンテンツのダウンロード自体が違法とされている国があって、そこに合わせてアプリのインタフェースを変えたのでは?とも考えられます。
まだ、他国の著作権的な部分までは調べきれていませんが‥。
他のアプリ「youtube」でのダウンロードの違法性を考えてみる。
例えばyoutubeなんかでも、公式にアップロードされた動画であればダウンロードして私的に利用する分には合法。
ただ、一般の人がCDやらテレビ番組やらを動画にして違法にアップロードしている場合もありますよね。
そんな動画をダウンロードしてパソコンやスマホに保存する行為でも違法になるというわけです。
今の所「ストリーミングで見る」という行為は違法とはされていませんが、今後視聴すら違法とされて検挙されてしまう可能性もありますので、怪しいな、と思ったら見ないに越したことはありませんね。
こうした違法ダウンロードによる逮捕者も実際に出ていますので、怪しい動画はダウンロードしないことです。
ちなみに、以前はwinnyなど、ファイル共有ソフトが大流行していて社会問題になっていたところもあり、上記の法律が制定されました。
近年ではあまり逮捕者は聞かなくなりましたが、こういうのは急にまとめて検挙されるので、注意することに越したことはないですね。
まとめ
まとめますと、
・Tiktokの動画、ライブ配信、ともに「著作権違反を伴う配信をしていなければ」ダウンロードして保存することは合法。(個人利用の範囲で)
・著作権違反をしている動画、配信物をダウンロードして保存するのは違法。
以上、Tiktokで動画を保存する方法と、その危険性についてご紹介しました。
君子危うきに近寄らず、の精神で、違法ダウンロードには気をつけつつも、みなさんも楽しいTiktokライフを送りましょう。