小中学校で導入が進んでいるタブレット学習。
2022年時点で日本の小中学生の6割以上がタブレット学習を導入、現在も学校内でのタブレット学習は増え続けています。
ただ、学校配布のタブレット(iPad)を利用した学習だと以下の問題があり、家庭での学習に使えないという意見もあります。
- 追加アプリがインストールできない
- 外部サイトにアクセスできないため、授業や宿題専用にしか使えない
つまり、授業とは別の観点で学びたい人、授業より先の内容を学ばせたい人にとってはあまり意味がないタブレットになっています。
せっかく子供がタブレット学習に興味を持ち始めたのに、とても勿体無いですよね。
本記事では家庭学習のため自宅のタブレットで使える、無料で使えるおすすめの学習アプリ、学習サイトをご紹介します。
子供の視力低下が心配な人は
タブレット学習は、子供の視力が悪くならないか、というのも心配な点。
実は「メガネにつけるだけで子供の視力低下を抑制するグッズ」があるのをご存知でしょうか。
アイケアークリップは、内蔵されているセンサーが姿勢の悪さや画面への近さを検知してくれ、また親のスマホに使いすぎ通知をしてくれるグッズ。
子供の視力について気になる人は一度チェックしてみてください。
<参考:アイケアークリップ公式サイト>
教科別のタブレット学習用無料アプリ一覧
以降は、教科別のタブレット用学習アプリをご紹介します。
アプリはWebサイトとは異なり、タップやスワイプで直接文字が書けたり、その入力に対して答えを判定したり、訂正したりすることができるため、「書く」という力が備わりやすいという特徴があります。
国語学習アプリ
国語に関する学習は「漢字の読み」「漢字の書き」に関する学習がメインです。
ひとコマ漢字
ひとコマ漢字は、小学校1年生から6年生までの漢字が練習できるアプリです。
ちゃんと書き順も認識してくれるので、間違った場合は指摘してくれます。
凄いのは、書いた文字がそのまま反映されるのではなく、その文字によって、はね、払いなども判定してくれて装飾される点。
書けた文字が習字で書いたようにそれっぽく綺麗になるので、子どものやる気にもつながります。
またイラストのかいたカードを集めていくゲーム形式で漢字を学べるのも、子どもを飽きさせないポイント。おすすめです。
- 正しい書き順で漢字を学べる!
- はね、はらいも正しく学べる!
- ゲーム形式で子どもが続けやすい!
小学生の手書き漢字学習 : ひとコマ漢字
Kazue Kuga無料posted withアプリーチ
しりもじ漢検
本アプリは漢検の公式アプリで、漢字の書きとりだけでなく、読み方も学べます。
ただ、正誤判定は結構シビアなので、書き順が間違っていると「ちゃんと書けてるのにバツになる」ということもあります。
綺麗な字で書いたり、正しい書き順で書くことを学べるアプリです。
答えに迷っているとウサギのキャラがしりもじで教えてくれます 笑
- 漢検公式アプリなので安心して使える!
- ゲーム要素が大きく、子どもが楽しく遊びながら学べる!
- 読み書き両方に対応!
いちまると旅しよう! しりもじ漢検
公益財団法人 日本漢字能力検定協会無料posted withアプリーチ
小学一年生(〜小学六年生)漢字練習ドリル
こちらは小学1年生〜6年生までの漢字練習に対応した、それぞれのアプリがあり、漢字の書き順を反復して練習できるアプリです。
判定はやや厳しく、タップを始める場所、スワイプで線を伸ばす場所が異なっているとうまく進まないこともありますが、正しく漢字練習を繰り返す事ができるアプリです。
綺麗な文字の例をなぞる形で練習できるため、正しい書き順と、綺麗な文字の書き方が学べるアプリです。
- 正しい書き順が反復して学べる!
- 綺麗な文字を見ながらなぞることで漢字をおぼえられる!
- 練習を繰り返すことでテストにも挑戦できる!
小学1年生漢字練習ドリル
東京萬木ソフトトラスト株式会社無料posted withアプリーチ
算数学習アプリ
算数学習としては、計算に特化したもの、図形などの複合要素が学べるアプリ等があります。
トドさんすう
算数学習アプリとしては、鉄板のアプリです。
海外制のアプリですが、幼児〜小学2年生までの範囲を網羅。
数字の数え方や、計算だけでなく、幾何学や論理的思考力まで、算数が苦手な子でも、遊び感覚で算数の力をつけることができます。
特に、小学校低学年のうちに、数に関する苦手意識を取りたい方におすすめ。
無料版だと1日でできる項目が3つに制限されますが、有料版だと無制限に学習ができます。
年間1万円程度でアプリ1つの値段としてはちょっと高いですが、塾に通うと月に5,000円程度はかかると考えると安いかと思います。
- 算数の楽しさをゲーム感覚で学べる!
- 計算だけでなく、論理的思考力も鍛えられる!
- 世界900万人にダウンロードされている人気アプリ!
トドさんすう
Enuma, Inc.無料posted withアプリーチ
ひよこ暗算
ひよこ暗算は計算に特化したアプリ。こちらは完全無料でプレイ可能です。
その名のとおり、足し算、引き算、かけ算、割り算の問題にどんどん答えていくアプリです。
算数でも、なかなか計算が早くできない、計算の速さを高めたい方におすすめです。
難易度を上げていくとそろばん教室くらいの問題がでるので、暗算得意な人にもおすすめ。
- 四則演算のスピードが上がる!
- 計算が早くできるようになり、自信に繋がる!
- ランキングもあり友達とも競える!
ひよこ暗算 – 計算でカンタン脳トレ
Tatsuhiro Yamashita無料posted withアプリーチ
英語学習アプリ
英語学習アプリは、単語を学んだり、文法を学んだりと本格的なものも多いですが、小学生であれば、英語の歌で正しい発音に触れたり、絵や映像と一緒に視覚的な情報として単語を学べるアプリがおすすめです。
トド英語
トドさんすうと同じ会社が開発した英語アプリ。
もともとアメリカのシリコンバレーの会社で開発されたアプリなので、英語はネイティブで、かつ子どもの興味を引くイラストが豊富な子ども向け英語教育アプリです。
こちらも幼児〜小学2年生までを対象としています。
LINEでお馴染みのブラウンやコニーなどのキャラクターも登場するので、子どもに親しみやすいです。
無料で1日3ゲームまで遊べます。
- ネイティブの発音で楽しく学べる!
- かわいいイラストでものの名前とスペルを覚えられる!
- LINEのキャラが可愛い!
トド英語
Enuma, Inc.無料posted withアプリーチ
LingoKids
キッズ向け動画の広告でやたらと出るアプリで有名かと思います。 笑
こちらも有料登録しなくても無料で1日3ゲームまで遊べるため、一度試して、気に入れば課金、というのも可能。
インストール後、「トライアルを開始」を押してしまうと、無料期間後2,500円/月が発生してしまうので、無料で遊びたい人はトップ画面で「もしくは限定バージョンをお試しください」をタップすると、お試しで遊ぶことが可能です。
- 歌やリズムで楽しく英語を学べる!
- ゲーム要素が大きいので子どもが飽きずに続けられる!
- 機能は限定されるが、無料で遊べる!
Lingokids 子供向け英語
Monkimun Inc無料posted withアプリーチ
その他の教科
国語、算数、英語以外で学べるアプリもあります。
ビノバ
ビノバシリーズは、学年ごとに国語、算数、理科、社会、英語のアプリがあり、4択クイズ形式でゲーム感覚で勉強できるアプリです。
アプリが各教科、各学年ごとに分かれており、今の子どもの学年と苦手科目をピンポイントで学べるところがポイント。
さらに、ただ問題に答えるだけではなく、ちゃんとゲーム風に作られていて、かなり手の込んだアプリです。
- 学年ごとの教科を学べる!
- 他アプリにはあまりない、理科や社会の勉強もできる!
- それぞれのアプリにゲーム要素もあり楽しく学べる!
ビノバ 理科 -小学3年生-
funspire, Inc.無料posted withアプリーチ
おすすめのタブレット学習用無料サイト一覧
次に、Webブラウザで学べるおすすめの無料サイトを紹介します。
ちびむすドリル
無料学習サイトとしては最も有名なサイトです。
小学生の各科目のプリントを無料でダウンロードできるサイトですが、実際に学校で習うようなプリントがいくつも配布されており、子どもが学ぶのにぴったりのサイトです。
通常はプリントをダウンロードし、印刷して紙で書くことになりますが、タブレットであれば、ダウンロードしたあと画像として保存し、お絵描きツールで書くという手も使えます。
具体的にiPadで書く方法ですが、ブラウザがSafariであればプリントがpdfで公開されているため、
右上の共有マークから直接「マークアップ」で書き込むことができます。
印刷するとプリント代がちょっとかかりますが、この方法だと完全無料です。
e-board
e-boardは小学生〜中学生の各科目について学習できるサイトです。
各科目でyoutubeでの動画を使った解説、および問題を解くことができます。
問題はその場で答え合わせもできるため、一人でタブレットを使って解き進めて行くことが可能です。
問題はタップで簡単に選択できる形式や、数字を入力する形式などがありますので、タブレット学習に最適。
こちらも全て無料でできます。
タブレット学習のメリット
これまでタブレット学習におすすめのアプリをご紹介してきましたが、そもそもなぜタブレット学習が良いとされているかについて記載します。
タブレット学習は「双方向」のやり取りができる
通常の紙での学習と違う点として、「書いた直後に正誤判定してくれる」という点があります。
例えば紙で提出するタイプの通信教育だと、採点されたものが返却される際には、「こんなこと書いたっけ?」「どういう考えでこれを書いたんだっけ?」ということを忘れてしまいがちで、復習には不向きでした。
筆者も小学校の時の通信教育は上記のタイプのものがメインで、書いて提出したり、採点が返ってきたのを楽しみに見ていたことはありましたが、早めに返ってくる学校のテストとは違って、いまいち間違った箇所がピンとこない場合が多くありました。
タブレット学習では、その時にリアルタイムで考えた内容が、合っているのか、違っているのか、なぜ間違ったのかを解説してくれる場合もあり、思考と連動して学びにつながりやすいです。
タブレット学習には「書く」が効果的
紙の学習でもタブレット学習でも、「書く」と言うことは非常に重要。
書くことで、じぶんの考えをアウトプットすることができ、書くという動作で記憶の定着につながります。
スマホで聞くだけの学習や、読んで覚えるだけの学習では、なかなかこの定着というのが難しいです。
タブレット学習の悪い点
次に、タブレット学習のデメリットを記載します。
長時間続けると目が疲れる
タブレット学習は、端末から光が出続けているので、紙に比べると目が疲れやすいという研究結果が出ています。
(視力が悪くなるのは別で、これはタブレットでも紙でも同様です。適切な距離をとって学習しましょう。)
目が疲れるにも関わらず、タブレットだと子どもはずっと続けてしまいがちなので、外で遊ぶなど休憩時間を作るのが良いでしょう。
見ただけでわかった気になる
タブレットだと、ヒントや答えをすぐに見れてしまったり、与えられる情報を動画などで流し見ることで、理解した気になってしまいがちです。
タブレットでも、先述したとおり「書く」という習慣を大事にするよう心がけましょう。
無料アプリではタブレット学習の良い点が享受できない
タブレット学習には使い方によって大きなメリットがあるとご説明しましたが、これまでご紹介した無料アプリの多くは、タブレット学習の良い点を全て享受できているとは言えず、やはりおすすめなのは通信教育でのタブレット学習でしょう。
通信教育でのタブレット学習のメリット
通信教育はこれまで紙をベースにしたものがほとんどでしたが、通信教育でタブレット学習を提供しているところもかなり増えてきました。
通信教育でタブレット学習を選択するメリットは以下の通りです。
専用のタブレットが借りられる
専用のタブレットなので追加アプリをインストールすることはなく、youtubeやゲームアプリをこっそりやることがないというのは大きなメリットです。
小学校のタブレットもそうですが、勝手にアプリをインストールすることはできません。
そのため、「専用タブレット=勉強」のイメージがつき、親から見ても、ちゃんと勉強をしているという安心感を得ることができます。
塾より圧倒的に安い
塾は、1教科5000円や7000円する所もあり、家計の負担がかなり大きいのは事実。
国語や算数を学ばせようとすると、平気で1ヶ月1万円を超えてきます。
通信教育であれば、タブレットを貸与したとしても月に2000円や3000円で済むケースが多いので、家計にも負担はありません。
また、冬に風邪などが流行ったりしても、人が多く集まる所に行かずに済むため、健康面でも安心です。
おすすめは専用タブレットも無料で貸与できる進研ゼミのタブレット学習です。
全教科対応+英語やプログラミングも学べて月額3,180円とかなり安く、さらにタブレットも貸与されるので、勉強する際も家庭内のタブレットを専有されずにすみます。
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まとめ
小学生のタブレット学習について記載しました。
タブレットで学ぶことで、紙で学ぶ事とはまた違った観点での学びに触れることができます。
もし家にタブレットがある方は、一度試しに無料アプリから始めてみてはいかがでしょうか。