2022年末に登場したOpenAI社が開発したChatGPT。
自然言語で対話できるAIとして、様々な分野への活用が話題となっていますが、そのうちの一つが「勉強」分野への活用です。
わからない問題を聞く事で、簡単な問題であれば即時で回答が返ってくるため、宿題を解く際に利用する学生も増えています。
ただ、「もしChatGPTに宿題をやってもらってバレたらどうしよう」と思う人も多いのではないでしょうか。
目次
ChatGPTに宿題をやってもらったらバレる?
結論から言うと、答えだけならバレないですが、文章が必要となるものだとバレる可能性が高くなります。
ChatGPTには文章のクセのようなものがあり、例えば「〜〜をするためには〜〜することが大切です。」といった形式が多くなったり、リスト化する際には「:(コロン)」で区切ったりするケースが多くなります。
ChatGPTはかなり有名になってしまったので、この文章のクセだけで見抜かれるケースも多いです。
バレたくない人は、Rakumonのような実際の人が解いてくれる勉強質問アプリを活用しましょう。
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ChatGPTに宿題をやってもらった場合のリスク
上記で記載したこと以外にも、ChatGPTに宿題を任せることのリスクはあります。
普通に間違える
ChatGPTはそれっぽい回答をすることには長けていますが、正しい解答をしない可能性も高いです。
試しに同じ質問を何度かしてみると、回答がその都度違っていることがわかると思います。
流石に簡単な計算問題を間違えることは少ないですが、実際に調べてみないと正誤判定ができないような問題は間違った回答が返ってくる可能性も視野に入れておきましょう。
正しい知識が身につかない
質問して答えだけが返ってきた場合、どのようにその回答に至ったかの思考の経路がわからないため、次に同じような問題に直面した際に回答するためのスキルが身につかないというデメリットがあります。
考え方までを質問すれば良いのですが、先述した通り、解説も間違える可能性があるため、自分が理解しようとした時にノイズとなる可能性を秘めています。
ChatGPTであることがバレないように宿題をやってもらう方法
手順を以下で示します。
- ChatGPTに登録
- AIに解いてほしい問題を投げかける
- 同じ質問を何度か行い共通している部分のみを抽出
以下で詳細に解説していきます。
ChatGPTに登録
ChatGPTはメールアドレスと電話番号(SMS)で登録が可能。
まず公式サイトにアクセスし「sign up」をクリック。
メールアドレスを入力した後、認証コードを受け取るための携帯電話番号を入力して認証します。
認証が完了したら、「Try it」ボタンで利用ができるようになります。
AIに解いてほしい問題を投げかける
テキストエリアに、解いてもらいたい問題を投げかけてみましょう。
多少時間はかかりますが、ChatGPTが問題文を理解し、適切な答えを返してくれます。
ただ、デメリットとしては「機械学習の元となっているデータは2021年までのもの」という点があります。
時事問題のような問いかけは難しく、正確性に欠ける可能性があるという事は知っておいた方がよいです。
同じ質問を何度か繰り返してみる
同じ質問をしても回答が異なるのがChatGPT。
複数回同じ質問をしてみて、それでも同じ回答があったものについては正しい回答として取り入れて、それ以外の部分については自ら記載内容を変えるなどすることで、AIっぽさを無くすことができます。
文章であれば文末を変更する、リスト形式については「:」を削除するなど、細かい修正をすることでAIを疑われるリスクは減ります。
まとめ
ChatGPTの宿題への適用について記載しました。
そもそも宿題は本人の学びのために出されているので、学校によってはAIを使う事や他にお願いする事等が禁止されているケースもありますので、無闇に使うのではなく適度に活用していくことをおすすめします。